ガイド

カッパドキア

地下都市、世界遺産

すでにご説明したとおり、カッパドキア地方の“地下都市”は魅惑的で見事です。たくさんの地下都市がありますが、特に目を引くのはカイマクル、デリンクユ、マズ、オズコナク、タトゥラリンにあるものです。クルシェヒル県では、ミュズル、ドゥルカディルリ、インリムラト、キュムベタルトゥの地下都市も広さとデザインが大変印象的です。これらの地下都市はすべて、非常に長い間シェルターとして使われていたもので、修復作業を終え、現在は観光客に開放されています。

カッパドキア地方はユネスコにより世界遺産に指定されています。ここを訪れる人々は、セルジュク朝時代とオスマン朝時代の芸術や建築の傑作にふれることができます。中でも際立っているのは、アクサライ県にあるセルジュク時代のエーリ・ミナレットや隊商宿であるアライハンやスルタン・ハヌ、ネヴシェヒル県の隊商宿サルハン(セルジュク朝時代)やユルギュップのタシュクンパシャ・モスク(カラマンル朝時代)、そして、ニーデにあるセルジュク朝時代の二つの建築物、スングル・ベイモスクとアラアッディン・モスクです。カイセリ県では、ドネル・キュムベット(墓)、スルチャル・キュムベット、アリ・ジャフェルキュムベッティ、ジャーミ・ケビル、フナット・ハトゥン・キュルリイェシ(複合施設)、クルシュンル・モスク、ギュプギュポール・コナーウ(大邸宅)、隊商宿のカラムスタファパシャやカラタイハンが必見です。また、カイセリでは、かつてシファイイェ神学校があった場所に位置する医学史博物館もお見逃しなく。アナトリア初の医学学校兼病院で、セルジュク朝のスルタンであったグヤセッディン・ケイヒュスレヴ1世の妹ゲヴヘル・ネスィーベの命を受けて1205年に建てられたものです。クルシェヒル県の歴史的にも芸術的にも重要な偉業には、ジャジャベイ・モスク、アヒ・エヴランモスク、アーシュク・パシャの墓、メリキ・ガーズィの墓、ケスィクキョプル橋などがあります。

カッパドキアは人間の手によって加えられた優美さと融合し、想像をはるかに超えた類まれな自然の驚異が、訪れる人の目の前に贅沢に、惜しみなく、繰り広げられています。カッパドキア地方ならではの熱気球による自然の驚異を発見する旅??鳩たちを追って青空を駆け、眼下にうねりながら果てしなく続く大地や高い芸術性に満ち謎めいた教会、ピラミッドや円錐、キノコ、帽子など様々な形をした妖精の煙突の数々を発見する旅は、ほかでは体験できないものです。

地方特有の工芸品を売っているお店や市場は、目移りするほどバラエティに富んだ色や柄、デザインであふれています。 地元で切り出したオニキスはあらゆる形に加工されて私たちの目の前に並び、地域の人々の温かみや魅力がたくさん詰った明るい色と柄の生地のドレスを着たぬいぐるみ人形は、間違いなく収集家の目を引きます。陶磁器や革製品の製造、手工芸、美味しいワイン作りなどの活動はすべて、その自然や歴史、文化的な資産に秘められた奇跡と魅力が人をいざなう“アートギャラリー”、カッパドキア地方で発達したものです。

天を舞う鳩たちが約束する平和に満ちた数々の場所と思い出カッパドキアはそんな象徴になりたいと願っています。そして、ここにあるものを目にした人は皆、その願いをともに分かち合うパートナーです。あなたもここを訪れ、この言葉ではあらわすことができない感動をご自身で体験してください。それが私たちの願いです。