ガイド

カッパドキア

ウフララ渓谷、ユルギュップ

ネヴシェヒルから45km離れたハジュベクタシュの町には、高名な哲学者ハジュ・ベクタシュ・ヴェリの墓などを収蔵した素晴らしい博物館があります。毎年8月16?18日にハジュ・ベクタシュ・ヴェリを記念したイベントが開催され、彼の信奉者だけでなく多くの人々が集まります。

ユヌス・エムレもまた、重要な神秘主義者で詩人でもあり、アクサライにしばらく住んでいました。この詩人の愛に満ちた心は、世界中の人々に影響を与え、その魂を鼓舞しています。ユネスコはエムレの生誕750年を記念して、1991年を「国際ユヌス・エムレ年」と宣言しました。

アヒ・エヴランが設立した組織的な同業者・職人組合であるアヒ組織は、当初クルシェヒルで発展してそこから広まり、アナトリア中の人々の心に愛の種をまきました。

アクサライから40kmにあるウフララ渓谷から、絶壁を彫ってフレスコ画で飾った教会や住居がセリメの町まで14kmにもわたって続いています。これらの構造物の中には、4世紀にまでさかのぼる古いものもあります。数ある名所の中でもエーリタシュ、アーチアルトゥ、コカル、ユランル、ピュレンリ、クルクダマルトゥ、アラ、ディレクリ、カレ・マナストゥルといった教会やセリメ大聖堂は必見です。

途中で“ユルギュップのワインハウス”の一つに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?旅の疲れを癒し、ゆったりしたリラクゼーションへと誘ってくれるはずです。

素朴な陶器のピッチャーに注がれていようと、優雅なクリスタルのゴブレットで供されようと、そこで味わったワインは忘れがたい体験になるでしょう。

肥沃なブドウ園でたわわに実ったカッパドキア地方の極上のブドウから作られ、カップに注がれる真紅の赤ワインやミスティな白ワイン…味わってみずにはいられなくなるでしょう。この地方では、最新の製造技術を取り入れているワイン醸造業者もいますが、多くは昔ながらの伝統ある製法を忠実に守りながらワインを作っています。

ところで、私たちのまわりではためいている白い雲の正体は何でしょう?それは鳩です!鳩たちは、ウチヒサール周辺の渓谷へ、ギョレメ-クルチュラルやギュルルデレ渓谷へ、ユルギュップのウゼンギ渓谷へ、オルタヒサール-バルカン・デレスィやクズルチュクル渓谷へ、ネヴシェヒル近くのチャット渓谷へ、カイセリ県のソアンル渓谷へと、美しく生き生きと羽ばたいていきます!

イスラム信仰によると、鳩は家族への献身と平和のシンボルですが、キリスト教では神の精神のシンボルです。この地方では、ほぼすべての渓谷の中、東側あるいは南側斜面に鳩小屋が建っているのが見られます。これらの鳩小屋は18世紀から20世紀に作られたもので、イスラム絵画の芸術性を最もよく表わしているひとつと言えます。

カメラの準備ができたら、絶景を写真に収めてください。ネヴシェヒルから7kmのウチヒサールの町には、人を惹きつけてやまない魅力があります。ウチヒサールの要塞から、無類の雄大な景色が一望できます。