ガイド

アンカラと中央アナトリア地方

アンカラ西部

アンカラからハイマナ高速道路を60kmほど行ったデレキョイに近いギャウルカレシにはヒッタイトモスクの野外遺跡があり、墳墓と2体のヒッタイト神のレリーフを目にすることができます。

アンカラ近郊のエスキシェヒルとアフヨンカラヒサルには、アナトリアでも最も重要なフリギア時代の遺跡があります。

アンカラより南西、エスキシェヒル高速道路を通って105kmの位置にあるヤッスホユック(ゴルディオン)は、フリギア王国の首都でした。またアレクサンダー大王がゴルディアン・ノット(ゴルディオンの結び目)を断ち切ってアジア遠征の鍵を手に入れた場所でもあります。ここからは、触れるもの全てを黄金に変えたと言われるミダス王の古墳墓へ行く事も出来ます。近くには現在発掘中の古代都市ゴルディオンと小さな博物館などもあり、ちょっとした見所となっています。

アンカラ-エスキシェヒル高速道路をさらに行くと、フリギアの信仰の重要な中心地であった、バルルヒサル(ペッシヌス)があります。

最も重要な施設は、フリギア文化での信仰の中心であった地母神キベレを祀った神殿です。小さな野外博物館には、興味深い彫刻や墓石があります。

アフヨンカラヒサルとエスキシェヒルの間に位置するミダスの都市(ヤズルカヤ)には、岸壁を削って作られた二つの巨大な門があり、壁がんには、当時キベレ地母神像が納められていました。
この辺り一帯は、石墓や洞窟めいた穴が開けられた砂岩などがみられます。この場所から下にある谷までは、地下通路が作られています。

アスランタシュとアスランカヤは両都市ともフリギア時代の信仰の中心地でした。アスランタシュはアフヨンカラヒサルから34km北に位置し、堂々たるライオン2頭のレリーフがあります。アフヨンカラヒサルから52kmのアスランカヤには、神殿とライオンのレリーフが残っています。また、近くのドアンルカレ、キュムベット、デヴェボユヌまで足を伸ばせば、フリギア時代の他のモニュメントも見られます。
エスキシェヒルは紀元前1000年頃にフリギア人たちによってポルスク川の岸辺に築かれました。代表的な建築物として、13世紀のアラエッディン・モスクや、16世紀のクルシュンル・モスクなどがあります。この街を代表する3つの博物館は、それぞれ訪れる価値があるものです。考古学博物館ではこの辺りの出土品や彫刻などが展示されており、海泡石パイプ館では数々のパイプやその他の海泡石による工芸品が展示され、アタテュルク文化博物館ではアタテュルク本人の写真や、個人的な所持品、海泡石で作られた品々といったものが見られます。エスキシェヒル周辺の鉱山では、世界最高品質の海泡石が産出されます。

海泡石のパイプや海泡石の工芸品は、市内の土産物屋などで売られています。
湧水湖に囲まれたサカルヤバシュは美しい公園に囲まれた地帯で、爽やかな空気と新鮮な魚料理を求めて、多くの旅行客がここを訪れます。

シヴリヒサルの魅力は、数々の典型的オスマン風の家並みが、在りし日の優雅な雰囲気を今に伝えているところにあります。もとは隊商宿であった13世紀のウルモスクや、アレムシャー霊廟も訪問する価値のあるところです。絨毯やキリムの目利きの人なら、シヴリヒサルのキリムが格別なものであることに気付くでしょう。

シヴリヒサルの近郊、ナスレッディン ホジャ村には、ナスレッディン ホジャ美術館があり、民芸品のほか、頓知で有名な彼のエピソードや絵などが紹介されています。

セイイット・ガーズィの丘には、13世紀のモスクや「イスラムの戦士」 セイイット・バッタルを祀る霊廟などが建っています。

ユヌス・エムレ村には、13世紀の詩人、ユヌス・エムレの墓所があります。
彼の詩はいまでも広く知られ、その愛と慈悲のメッセージが色褪せることはありません。街では毎年5月にユヌス エムレを記念する行事が開かれています。また、彼の墓の近くにはその生涯と作品を讃えた博物館が隣接しています。