フェスティバル

フェスティバルの歴史

トルコ全国ほとんどの都市で国内フェスティバルが、イスタンブール、アンカラ、イズミール、アンタルヤなどの大都市では国際的な文化芸術祭が開催されている。フェスティバルが最も多く開催される都市はイスタンブールである。

イスタンブールでは特に夏のあいだ、町と一体になったかのような多くの音楽祭が開催されている。17年続いているエフェス・ピルセン・ブルース・フェスティバルには、世界的に有名なグループが招待され、ブルースの巨匠たちとトルコの音楽愛好家をひきあわせている。国内の多くの県で行われたフェスティバルと同様のコンサートが、ロシア、カザフスタン、セルビアでも行われた。エフェス・ピルセン・ブルース・ナイトとフェスティバルは年間を通して開催される方向で広まっている。トルコ人音楽家と世界的なジャズ奏者が一堂に集まる「アクバンク国際ジャズ・フェスティバル」は、ロックからポップス、ジャズ、クラシック音楽にいたるまで年間を通してイベントが行われ、いわば「1年じゅうフェスティバル」ともいえる。ヤプ・クレディ芸術祭やフジフィルム世界音楽週間は、イスタンブールの文化と芸術に色彩を添えるスポンサー主催音楽祭の中心的存在となっている。

1973年に設立されたイスタンブール文化芸術基金は、毎年国際レベルで開催される映画祭、音楽祭、ジャズ・フェスティバル、隔年に開催される演劇祭(5月)とイスタンブール国際ビエンナーレ展(9~11月)を開催している。創立30周年にちなんで、1年を通したイベント、その年に海外の映画祭で上映された映画からなる5日間の「フィルム・エキミ」映画週間(毎年10月)を開催している。また子どもたちに文化や芸術への興味を持たせるための「マニフェスト子どもフェスティバル」を毎年開催することを決めた。イスタンブール文化芸術基金の「ルーミ:アーシュクの軌跡」という特別プロジェクトでは、ユネスコが指定したメヴラーナ・ジェラーレッディン・ルーミ生誕800周年を記念して、ネイ奏者クドゥシ・エルグネル、演劇監督モーリス ベジャール、シナリオ作家ジャン=クロード・カリエールが一同に集まる予定である。イスタンブール文化芸術基金が2006年に主催したイベントには23万7,000人近くの観客が訪れた。2007年には、ウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラがアヤ・イリニ聖堂でコンサートを行い、レイラ・ゲンジェル・声楽コンクールが再び開催される予定である。また2007年には、子どものフェスティバルである「マニフェスト」の第3回目が行われ、小さな芸術愛好家たちが集まることになっている。

2005年にはロンドン王立芸術院で「トルコ人1000年の旅600~1600年」展とこれに関する数々のコンサートが催された。また、2005年にシュツッツガルト、2006年にウィーンで開かれた「Now」フェスティバルは、2007年にケルンとエッセン、2008年にパリと周辺の4都市で開催が予定されている。

トルコの首都アンカラでは、セヴダ・ジェナプ・アンド音楽基金により毎年アンカラ国際音楽祭が開催されている。欧州フェスティバル協会(EFA)に加入しているこの音楽祭は2007年に第24回目を迎え、現在までに1万人を越える著名な芸術家が招待された。クラシック音楽を中心としたこの音楽祭では、バレエ、ジャズ、舞踊劇、パントマイム、電子音楽の公演も行われている。

イズミール文化芸術教育基金は、2007年3月3~14日には第14回イズミール・ヨーロッパ・ジャズフェスティバルを、2007年6月10日~7月20日には第21回イズミール国際フェスティバルを開催した。イズミールの各国領事館と外国の文化事務所共催の「イズミール・ヨーロッパ・ジャズフェスティバル」には、ヨーロッパの有名なジャズ奏者が参加し、「オープン・ジャズ・オーケストラ」及び「ピアノ」セミナーには65人が受講した。毎年イタリアの巨匠クラウディオ・ファソーリとアントニオ・ザンブリーニが主催するジャズ・オーケストラ・セミナーに今年参加する受講生のうち優秀な2人の若いジャズ奏者は、第35回シエナ国際ジャズ・サマースクールの専門家コースに奨学生として受講する権利を獲得した。

中東工科大学は2007年、「国際ジャズ・フェスティバル」及び「国際ダンス・フェスティバル」を開催した。

エフェス古代劇場、セルシウス図書館、エフェス・オデオンなどの遺跡で開催される第20回イズミール国際フェスティバルには、毎年オーケストラ、室内楽、バレエ、演劇、ジャズ、ポップスなどの分野で国際的な芸術家や芸術団体が参加している。イズミール市内の中心部でも無料のクラシックコンサートが行われ、市民の人気を集めている。

2000年の歴史をもつ音響効果のすばらしい古代アスペンドス劇場で行われるアスペンドス国際オペラ・バレエ・フェスティバルは、年ごとに芸術面での質が向上し、13年で世界的に有名な多くの団体が出 演を希望 するフェスティバルとなった。今年第13回を迎えたフェスティバルには、チューリッヒ・バレエ団、ベルリン・オペラ、ロンドン王立バレエ団が参加した。フェスティバルでは11種類の公演が行われ、さまざまなオペラやバレエが上演された。  

アスペンドス国際オペラ・バレエ・フェスティバルは、芸術面で国際的な成功を収め、ヨーロッパでも権威ある組織のひとつである欧州フェスティバル協会(EFA)に2003年10月24日に承認され、国際的に重要なフェスティバルであることが証明された。

またアスペンドス国際オペラ・バレエ・フェスティバルは、世界初で唯一、TS-EN-ISO9001:2000品質管理保証書を所有している。

国立オペラ・バレエ総局の主催により、第4回国際ボドルム・バレエ・フェスティバルが2006年8月11日~31日ボドルム城で開催される。  

トルコで最も歴史ある映画祭は、アンタルヤ金のオレンジ映画祭である。2006年に第43回目が開催されたこの映画祭は、トルコのアカデミー賞といえる。カンヌ映画祭の「カンヌ映画マーケット」に金のオレンジ映画祭のスタンドが設置され、この映画祭の名を世界に広めるための重要な一歩が踏み出された。イスタンブール国際映画祭、アンカラ国際映画祭とアダナ金繭映画祭も、映画ファンが一堂に集う重要な映画の祭典である。