文化

歴史・地理

トルコの歴史

トルコは「文明の発祥地」といわれてきました。歴史あるこの国を旅すれば、この言葉の意味が実感できることでしょう。

新石器時代の紀元前6,500年にチャタルヒュユックに最初の集落が作られました。チャタルヒュユックの時代から現在まで何十世紀にも渡ってトルコで栄えた華々しい文化は、現代文明にも影響を与えています。

古代からの文化遺産により、トルコは情報と文化に富んだ国となりました。ハッティ、 ヒッタイト、フリギア、ウラルトゥ、リキュア、リディア、イオニア、ペルシア、マケドニア、ローマ、ビザンティン、セルジューク、オスマンはトルコの歴史の中で重要な役割を果たしています。

また古代遺跡は国中に点在し、それぞれの文化の特長を示しています。近代史もまた、興味深い歴史の一部です。オスマン帝国が衰退した後、兵士でありながら非常に野心家であったムスタファ・ケマルという若者が、第一次世界大戦での敗北を期に、外国の侵略者からトルコの自由を勝ち取りました。ムスタファ・ケマル・アタチュルクは1923年の10月29日にトルコ共和国を建国し、平和と安定を築くことにより驚異的な経済発展と徹底した近代化を実現しました。

変化と成長の中で、「国内に平和を、世界に平和を」をモットーに、トルコは今もなお発展し続けています。

民族的英雄

  1. a)ナスレッティン・ホジャ:

    13世紀のアクシェヒールの滑稽家であり賢人。彼の言葉はトルコ中に知られ、主張を力説するためにしばしば用いられます。
  2. b)カラギョズ:

    14世紀にブルサに住んでいたといわれる滑稽家。現在では、操り人形芝居の登場人物として知られています。カラギョズは、気取り屋の友人であるハジヴァットを負かすために下劣な冗談を飛ばす下品な男でした。人形芝居では、操り人形に派手に色着色されて半透明の動物の皮が張られ、白い画面に投影されます。
  3. c)ユヌス・エムレ:

    トルコが誇る13世紀の哲学詩人の一人。彼の基本的なテーマは万物に対する愛、友情、兄弟愛、神の下の正義でした。700 年も前に書かれたにも関わらず、彼の簡素で純粋な作品を読むとその深い意味を感じることができます。彼の作品はいまだに色褪せることなく刺激的です。
  4. d)キョロール:

    15 世紀の民族詩人。彼は時代を代表する人物であり、当時の英雄でした。彼の冒険は何世紀もの間、賞賛と熱意を持って語り継がれ、現在かつてないほど注目されています。キョロールは、貧しい人や抑圧された人々への無償の手助けを行った歴史的人物の一人です。また、政府の圧制や嫌がらせに打ち勝った偉大なる勝者でもあります。

地理

トルコの面積は、814,578平方キロメートルです。
ヨーロッパ側とアジア側はイスタンブール・ボアズ(ボスポラス海峡)、マルマラ海、チャナッカレ・ボアズ(ダーダネルス海峡)に分かれています。

アナトリアは東部に広がる高原地帯で、ディジュレ(チグリス)、フラット(ユーフラテス)をはじめとする15の川が流れています。

また湖も多く、中にはヴァン湖のように、内海に匹敵する大きさのものもあります。
北部には山脈が黒海と平行に走り、南部にはタウルス山脈が海岸沿いの肥沃な平地へと繋がっています。

トルコの気候は地域によって様々で、温暖な黒海沿岸、大陸性気候の内陸部、地中海性気候のエーゲ海と地中海沿岸部に大別されます。また4つの海に面したトルコの海岸線は8,000キロにも及びます。