文化

慣習・食文化

トルコ料理

トルコ料理

食べ物だけを目当てにトルコに来る人がいるほど、トルコ料理は世界中で有名です。丹精込めた料理はシンプルでありながら新鮮な食材の味がうまく引き出されています。料理の種類は多く、コースではスープから始め、驚くほどバラエティに富んだメゼ(前菜)、肉料理、魚料理と続きます。すこし時間をおいてから、有名なトルコ菓子、ペストリーと続き、最後にトルココーヒーで終わります。トルコ料理には新鮮な材料がふんだんに使われており、トルコ国内でもさまざまな果物、野菜を作っているほか、三方を海に囲まれているため、トルコに水揚げされる魚の種類は数え切れません。

アルコール類は、軽めのトルコビール、地元で作られるワイン、トルコ独自のお酒である「ラク(アニゼット)」などがあります。ラクは水で割ると白く濁ることから「ライオンのミルク」と呼ばれています。ラクを飲むこと自体が儀式で、伝統的にいろいろなメゼ(“前菜”)がついてきます。 コーヒーや紅茶はどこへ行っても飲むことができ、また、瓶入りの飲料水やミネラルウォーターもどこでも手軽に買うことができます。水道水も飲めますが、塩素消毒がしてあるためあまりおいしくありません。

イスタンブール、アンカラ、イズミールのような大都会では、中華料理、ロシア料理、日本料理、韓国料理、フランス料理、スイス料理、ドイツ料理、イタリア料理などのレストランもあります。

もてなし

人をもてなすことは、トルコの生活習慣における基本です。コーランの教義と純粋な気持ちに従い、トルコ人は手厚く人をもてなします。貧しい農民でもできる限り客(ミサフィル)に対して礼儀を尽くします。このため、客として招かれた時は食べきれないほどの食べ物や飲み物が出されて断りきれず、困惑することがあるかもしれません。また客が満足しているかどうかを確かめるために、トルコ人は言葉の壁があっても何とかして会話をしようと努力します。都市部に住む中流クラスの人々は、ヨーロッパの言語を少なくとも1つは話すことができます。たとえ教育を受けていなくても意欲的に学習に取り組み、見事に習得している人も多く見られます。

トルコのコーヒーハウス

トルコではどんな小さな村にも“カーヴェハネ”と呼ばれるコーヒーハウスがあります。ここで、男たちはコーヒーをすすりながら話をしたり、トルコ独特のバックギャモン(タヴラ)に興じています。特にイスタンブールでは、コーヒーハウスで水パイプ(ナルギレ)をふかしている男たちを多く見かけることができます。

トルコ風呂

トルコの社会では身体の清潔さを重んじるため、公共の浴場「ハマム」が中世からありました。通常は男性用と女性用のハマムがありますが、街に一つしかハマムがない場合は、日や時間によって分けられています。ハマムに入った後は、脱衣場に服を置いてタオル(ペシュテマル)を体に巻き、暖められた大きな石の台(ギョベック・タシュ)の上に寝たり、ここで汗をかきながら垢すりをしてもらいます。もし暑さに我慢できなくなったら、涼しい部屋で休むこともできます。また昔ながらの浴場は、建物自体にも非常に興味をそそられます。